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フランスでの毎日の暮らしを綴っています。料理やお菓子作りや自然が大好き。天然酵母パンも時々焼いています。


by cihir
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リュバーブのコンポート

mardi, le 7 juin
きのう作ったリュバーブのコンポートです。
リュバーブのコンポート_d0135907_2235118.jpg


ラベルを手作りするのも楽しいひと時です。♪

750グラムのリュバーブで大きめのジャム用の瓶2つ分できました。
甘さ控えめでとーってもおいしいので、あっと言う間に無くなりそうな予感。。。 よく冷やして今夜の食後のデザートにしようと思います。♪


リュバーブのコンポート_d0135907_2243723.jpg


もう1年以上も住宅探しをしている私達ですが、フランス式の家探しにいまだに慣れる事ができずにいます。。。

フランスで結婚後にアパート探しを始めてカルチャーショックだったのは、質問が直接的なこと。不動産屋の中に入り一番最初に聞かれる質問は「働いてますか?」です。日本だと賃貸契約の前の段階で”お勤め先はどちらですか?一部上場企業ですか?”など、仕事を持っていることを前提とした質問をされまずが、”仕事をしているのか、(それとも無職なのか?)”という直接的な問いに今でも違和感を感じずにいられない私です。。。

今まで私達が訪れたメッス近郊の幾つかの小さな町のアパートの大家の人達は大変フレンドリーだったのですが、毎回、ぐるりと物件内部を見せてもらった後に結構個人的な事をいろいろ聞かれるのがちょっとなあ、、、と、思ったりしている私です。夫はこんな感じの軽いおしゃべりが好きで、とても楽しそうですけどね。。。 とにかくフランス人はおしゃべり好き。おしゃべりが社会の潤滑油の役割を果たしているところが大きいのではないのでしょうか。

もうひとつ驚いたのは、希望者の中から、アパートを借りる人を大家が選ぶという事。
全てがそうではありませんが、特に不動産屋を介さずに直接借り主と賃貸契約を結ぶ形式をとっている大家は、週末などに多数の希望者に順次物件を見せ、勤務先、収入、保証人の財産などの条件を聞き出し、大家が独断で一番条件のいい借り主を選び出します。


リュバーブのコンポート_d0135907_2252780.jpg


結婚後に夫と2人で家探しをしてから、この間の週末に初めて、前述の方式で借り主を選ぶ大家に当たりました。

結果を先に言うと、私達は選ばれませんでした。

電話での返事は「保証人が十分ではない」と、これまた直接的な言葉でした。こういった場合、私が企業に勤めているわけではないので、多数の希望者がいる良い物件を借りるのはかなり難しいのだという現実に直面しました。。。 そして保証人は夫のお母さんだけで、私側のフランス在住の保証人はいないので、これも不利になってしまう一因です。 今回でフランスで自分達の望む暮らしを実現させていくことの難しさを非常に実感しました。。。。。

こういった方式で借り主を決めるのは、とりわけ高級なアパートというわけでもなく、私達が希望していたのは600ユーロ(水道費、管理費込み)(日本円で7万円位)の物件でした。 、、、しかしこのくらいの値段のアパートも借りる事が出来ないのなら、前途多難な気持ちになってしまいます。。。


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私達が見に行ったアパートは、メッス市内でも結構良い歴史的な地区にあり、建物の外見も中も落ち着いたシックな雰囲気がとても素敵でした。建物の前には古い木の橋のかかった川が流れていて、窓からはフランスで一番古い劇場のうちの1つと言われる、ジョーモン石というロレーヌ地方独特の黄色い石で建てられた素晴らしい劇場の建物が目の前に見えました。この1年近くの間に何軒かアパートと一軒家を見に行きましたが、全く私の気に入る物件に出会えずにいました。ところが今回の訪れたこのアパートは、その中で唯一気に入り、その場で借りることを決めようと思いました。広めのキッチン、陽当たりと景観の良い居間に広いベランダ、現在この地方では少なくなってきた浴槽付きの浴室と、ガスの暖房。場所は街の真ん中ですが、車の騒音もほとんどなさそうでした。

寝室は劇場と反対側の道に面していて、ここは住人の車しか通れないので静かでした。


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フランスのアパートは日本のようにベランダがついていない事が多く、最近は調理用コンロが電気になっているアパートが多いのです。料理好きの私の一番の条件はガスコンロが使える事。そしてやっぱり浴槽のある所が希望なのです。

パリで一人暮らししていた時は、2年間浴槽の無い所に住んでいました。

最後に住んでいた所は、電話ボックスみたいな狭いシャワーの箱(天井無し!! 冬はすごく寒かった)がキッチンの流しの1メートル後ろに設置されていて、熱いお湯がたった5分しか出なかったのです!! 5分のシャワーは本当にあっという間でした! 日本のたっぷりお湯の出るシャワーとは全く違い、水圧が無茶苦茶弱いので、日本のシャワーの1分間程度のお湯の量だと思います。髪の毛を洗い終わると、身体を洗うお湯が無くなって水になってしまうのでした。仕方ないので1時間タンクにお湯が貯まるのを待ってから、再びシャワーボックスへ。今だから笑い話になるけど、5分で身体を洗うのも至難のわざでした。。。

試行錯誤した結果、髪の毛、上半身、下半身と3回に分けてシャワーを浴びるようになりました。。。: D そのうちお湯は3分しか出なくなり、すっかりシャワーを浴びる事に嫌気がさして、あまり浴びなくなってしまった私なのでした。

寒い冬の間にお湯に浸かることが出来ず、部屋の電気の暖房はあまり効かなかったことが原因でかなり身体が冷えきっていたように思います。そんなことが原因で、身体の調子がおかしくなってしまいました。それ以来、身体を冷やすのは本当に健康に悪いことだと気付き、食べ物とお風呂で身体をよく温めるように気をつけて生活しています。そんなわけで、お湯に浸かれる浴槽のある家も絶対条件なのです。



住宅不足のフランスで良いアパートや貸家を探すのは本当に大変。
法律も大家に有利なようにできているように思うのですが、どうなのでしょうか。

私達の住んでいるロレーヌ地方では、アパートを引き払う3ヶ月も前に、書留で退去の通知を送らなければなりません。3ヶ月も前から次に住む所を探すのは本当に大変で、なかなかタイミングよく見つからないのが現実だったりします。すでに今まで2回アパートを出る旨を大家に伝えましたが、2度とも新しい家が見つからず、仕方なく今のアパートを再契約しました。その際に不当に家賃を値上げされ、フランスは全く世知辛い国だなあ、、、と実感。。。。。そんなことがあるせいか、フランス人は20代半ばの独身でも、気軽な感じで自分のアパートを購入する人が結構いるような印象を受けます。


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なかなか家探し事情が大変なフランスですが。
私達の家探し、最終的にうまく事が運びますように。♪

上の写真は、いちごジャム作り2日目のようす。
早起きしてストウブの鍋で煮ました。明日の朝は今までより長めに火にかけ、熱湯消毒した瓶に詰めて完成です。


リュバーブのコンポート_d0135907_2302089.jpgリュバーブのコンポート_d0135907_2314365.jpgリュバーブのコンポート_d0135907_2323160.jpgリュバーブのコンポート_d0135907_2331797.jpgリュバーブのコンポート_d0135907_234335.jpgリュバーブのコンポート_d0135907_2351643.jpg











こちらは、日曜日に行ったノワズヴィルの夫の実家の庭の植物たちです。
この日はノワズヴィルでも暴風雨がすごかったです。。。

そして私達の住むサント・マリ・オ・シェンヌでは、昨日も今日も夕方に大雨が降りました。
以前のヨーロッパとは全く気候が変わってしまったようです、、、。




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by cihir | 2011-06-08 04:32 | フランスの食べ物